点评:画廊経営者が開設した美術館で、その洋画コレクションの質と量は間違いなく国内TOPレベルだ。
ずっと行きたかったが、なんせ場所が場所だけにその機会に恵まれず。
2022年は開館50周年ということで記念企画展開催。これはもう行くしかないと、上京の機会があったのを利用して、笠間まで大遠征を行った。
足は当然、公共交通機関利用。本来なら秋葉原から出る笠間行きの高速バスがあるのだが、コロナのせいで大幅減便中。東京発の便は夕方のみという最悪な時期。やむなく、上野から普通列車で行くことにした。
常磐線を北上し2時間弱、友部駅で下車。駅北口から笠間市内周遊バスが出てるのでそれに乗れば20分ぐらいで美術館前に到着だ。
ちなみに、美術館にいちばん近い駅は友部から西へ2駅の水戸線笠間駅で、そこからの路線バスもあるが、水戸線本数が少なく、バスとの接続も良好とは言えないので笠間駅下車ルートはお勧めしない。
当館は、企画展示館、フランス館、パレット館の三館から成っており、入口は企画展館とパレット館にある。どちら側からでも入館可能。
私はバス停側の企画展館から入場した。入館料1000円はJAF割で950円になった。
企画展はコレクションオンリーで、圧巻だ。
「パリ、東京、ニューヨーク モダンアートの軌跡」と銘打っているが、難解な現代アートはなくて、どれもが近現代の超有名作家の作品ばかり。
しかも、デッサンや版画でお茶を濁しているわけじゃなく、ほぼ一作家一作品の油絵で構成されている。
モネ、ルノワール、セザンヌ、ゴッホ、ピカソ、ユトリロ、フジタ、ミロ、マティス、ルドン、ルオー・・・・。
どれもが19世紀末~20世紀を代表する作家のオンパレードだ。
日本人の洋画家も、高橋由一から黒田、藤島、岡田、梅原、岸田、宮本、小島、荻須と綺羅星のごとく登場して来る。
当館の展示で流石だと思ったのは、絵画1枚ごとに付けられた解説キャプション。
画廊の歴代オーナーさんのコメントが単なる絵や画家の紹介ではなく、エピソード主体なのが実に面白い。時間を忘れて絵と文の虜になってしまう。もちろん、それはウォーホルやリキテンスタイン、フランク・ステラといった現代アーティストの作品にも。
一つ一つの作品にそれぞれの物語があることがよくわかる。
企画展館は1階と2階があって、その2フロアをフルに使った展覧会はさすが50周年記念展だと心底感嘆し満足した。1階には常設の鴨居玲の部屋というのもあって、彼の作品専用の展示室となっている。
企画展館の3階から連絡通路があり、いったん外に出てフランス館、パレット館に向かう。途中の彫刻庭園には、ブロンズの人物像中心に十数体が並ぶ。芝生の中に点在する配置で、そばには寄れないがキャプションは通路側にあるので誰の何かはわかる。
フランス館も印象派中心の豪華ラインナップで、企画展の延長といった感じ。
3階あって、1階には当館関係者を描いた軸装日本画がある。
そして、当館最大の目玉がパレット館だ。1階には数々の画家が実際に使った後のパレットが壁面やフロアのケース内にズラリと並ぶ。
これだけを見にここへ来る価値もある。それほどの圧倒的かつ貴重な収集品だ。
これって、頼めば貰えるものでもないのは事実で、日動画廊のオーナーさんだからこそなしえたコレクションだろう。
使用後そのまま渡されたものもあれば、記念にパレット上にミニ作品を描いてくれた画家も多い。パレットという小宇宙に残された爪痕的な遺作とも言うべきか。
パレット展示室は、他館展示室が若干窮屈に感じるのに対して広々していて天井も高い。やっと美術館的な空間が出現したかという気分になる。
逆に言えば、企画展館とフランス館は、美術館というには空間容量が小さく、古さも感じる。作品が架かった背面はどことなく安っぽいパーテーション部があったり、部屋の隅には真っ暗な物置的な箇所もあったりと、室内だけでも改装の必要はありそうだ。鴨居玲の部屋は特にそう感じた。
いずれにせよ、国内有数の洋画コレクション保有館として、当館の地位はゆるぎない。アクセスに難はあるが、美術ファンは一度は来るべきだと思う。
最後に残念な感想がある。
私が訪問したとき、中高年女性団体がいて、ものすごく騒々しかった。笠間・益子の観光ツアー客で、当館もコースにあるから来たという面々だ。
およそ美術鑑賞をしている風ではなく、単におしゃべりを楽しみに来ただけの様子。小声ならまだしも、井戸端会議並みの大声でしゃべくられてはたまったもんじゃない。
引率者やツアーコンダクターは、しかるべき諸注意をした上で入館させてほしい。
館もこのような客を黙認してはならない。もっと厳格な対処を。
翻译:该博物馆由一位画廊老板创办,其西式藏品的质量和数量在日本无疑是数一数二的。
一直很想去,但是因为位置原因没有机会去。
2022年举办开馆50周年纪念展。无奈只好前去,便乘机赴东京,大征笠间。
当然,使用公共交通工具。原本有从秋叶原开往笠间的高速巴士,但因为新冠肺炎疫情,班次大大减少。最糟糕的时间是从东京起飞的航班只有晚上。我别无选择,只能从上野乘坐当地火车。
乘坐常磐线向北行驶不到 2 小时,在友部站下车。从车站北口乘坐笠间市观光巴士约20分钟即可到达博物馆。
顺便说一句,离博物馆最近的车站是水户线的笠间站,在友部西边两站。虽然那里有定期巴士从那里出发,但水户线班次不多,与巴士的衔接不好,所以在笠间站下车,我不推荐root。
博物馆由专题展厅、法国馆、调色板厅组成。您可以从任何一侧进入。
我从巴士站一侧的特展厅进入。入场费 1000 日元变成了 950 日元 JAF 折扣。
特展仅供收藏,堪称精品。
名为“巴黎、东京和纽约:现代艺术的轨迹”,但没有深奥的当代艺术,都是超级著名的现代和当代艺术家的作品。
更重要的是,它不仅仅是一幅素描或版画,它主要是由一位艺术家的油画组成的。
莫奈、雷诺阿、塞尚、梵高、毕加索、尤特里罗、藤田、米罗、马蒂斯、雷东、鲁奥……
都是代表19世纪末20世纪的艺术家大游行。
日本的西洋画家也出现了高桥雄一、黑田、藤岛、冈田、梅原、岸田、宫本、小岛、小木栖、奇良星等。
博物馆的展览让我印象深刻的是每幅画的评论说明。
非常有趣的是,画廊前任主人的评论不仅仅是关于画作或介绍艺术家,而是插曲。我忘记了时间,被图片和句子迷住了。当然,这也适用于沃霍尔、利希滕斯坦、弗兰克斯特拉等当代艺术家的作品。
众所周知,每件作品都有自己的故事。
特展厅有1层和2层,充分利用这两层的展览确实是50周年纪念展,给我留下了深刻的印象和满意。一楼还有一个常设的鸭井玲房间,专门用来陈列他的作品。
特展馆3层有连接通道,出门后可前往法国馆和调色板馆。途中的雕塑园内,数十尊青铜人像一字排开。版面散落在草坪上,无法靠近,但字幕在过道一侧,一目了然。
法国馆也有华丽的印象派阵容,感觉像是特展的延伸。
一楼共有三层,一楼挂着一幅描绘博物馆相关人物的卷轴日本画。
而博物馆最大的特色就是调色厅。在一楼,许多画家使用过的调色板排列在墙上和地板上。
光是来看这个就值得来这里了。如此压倒性和珍贵的收藏品。
诚然,这不是随便问就能得到的东西,但正是日动画廊的老板让这一系列成为可能。
其中一些是使用后原样交给我们的,许多艺术家在调色板上画了微型作品作为纪念品。它应该被称为留在调色板缩影中的遗作吗?
调色板展厅宽敞,天花板很高,而其他博物馆的展厅则显得有些局促。感觉终于出现了一个博物馆般的空间。
反过来说,特展馆和法国馆对于一个美术馆来说空间容量不大,能感觉到老旧。背面挂着作品的隔板有点廉价,房间的角落里有一个黑暗的储物区,看来光是室内装修就需要翻新了。鸭井零的房间尤其有这种感觉。
无论如何,该博物馆作为日本领先的西洋画收藏之一的地位是不可动摇的。访问困难,但我认为艺术爱好者应该访问一次。
最后,我有些遗憾。
我去的时候有一个中年妇女团,非常吵闹。他们是笠间/益子观光游客,他们来是因为我们的酒店也在球场上。
他们看起来不像是在看艺术,他们只是来聊天的。小声说还好,但大声如水井也不是不忍。
我希望导游和领队在采取适当的预防措施后进入博物馆。
酒店不应容忍此类客人。处理得更严格。